原子力空母のメンテナンス作業で、放射性廃棄物の搬出は約束違反ではないか
原子力空母のメンテナンス作業に伴い、約1トンの放射性廃棄物が 3 月28日に米海軍横須賀基地から搬出されました。
3 月24日の日本共産党の井上哲士参議院議員の質問に対し、政府は「放射能管理が必要ない通常のメンテナンス」と答弁していました。
しかし、放射性廃棄物の搬出により放射能管理が必要な作業を行ったことは明らかであり、国会答弁と異なる、重大な約束違反が行われています。
米軍に聞くつもりはない…蒲谷前市長答弁
井坂議員はこれらの事実について、市長はどのように認識しているか質しました。
蒲谷前市長は「米軍から通常の作業であり、原子炉の修理などはしないと外務省は連絡を受けている。詳細について米軍に聞くつもりはない」との答弁でした。
原子炉と直結する1次冷却系統のメンテナンス作業をしたことは、新聞の取材に対し米軍も認めております。それなのに前市長は国にも米軍にも詳細を聞こうともしないで、米軍が言うから放射能管理が必要ないと信じるというのは、到底理解されません。
市民の安全を守り、不安を拭うためには、国や米軍と真剣に向き合い、矛盾や約束違反についてきっぱりと物をいう姿勢が必要です。
注目される新市長の対応
この問題は、これからものしかかる大きな課題であり、新しい市長の基本姿勢が注目されるところです。