日本共産党横須賀市議団

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見解・資料
2024年5月28日

米海軍横須賀基地における空砲射撃訓練中止を求める

 5月24日に防衛省から横須賀市に対し、横須賀基地内12号バース付近で米海軍による空砲射撃訓練が実施予定であると連絡がありました。「仮想侵略船」への対処として、基地内の施設警備を任務とする憲兵隊が警備艇を使用し警備マニュアルに従って行われる訓練で、6月4日(火)~6日(木)の3日間、午前9時~午後4時に行われるとのことです。この海域は制限水域と言われていますが、南側には公園や住宅地が広がり、民間船舶の通航も可能となっていることから影響が非常に危惧されます。

 防衛省によると横須賀基地でこのような訓練が実施されるのは初めてとのこと。報道によれば横須賀のみならず、沖縄県や長崎県佐世保市にある在日米海軍施設でもこれまで実施されたことはないそうで、日本で初めての在日米海軍による空砲射撃訓練が横須賀市で行われるということです。本市での実施で先鞭をつけ、今後全国へ広め、常態化させる意図は明白です。

 市長は防衛省に対して「訓練の態様が不明確」「なぜ、今の時期なのか」「空砲音が3日間も続くことへの周辺住民への影響」「民間船舶に誤って銃口が向けられる可能性」について懸念事項として確認を迫りました。防衛省は市長のこの質問事項に対して米側に確認して説明したいと述べています。

 市長の懸念事項に対して、米側は、提供水域内の訓練であること、日米安全保障条約及び、日米地位協定を根拠に推し進めてくると考えられますが、過去に米海軍は警備艇に設置された機銃を市民の船に向け威嚇したことがあり、今回の空砲射撃訓練実施は「仮想侵略船」への対処を名目としつつ、市民へ空砲音を聴かせて「慣らしていく」という意味合いも含まれていると推察します。

 私たち日本共産党横須賀市議団はこのような日米の基地機能強化・一体化、戦争できる国づくりに市民と自治体を従わせる具体的策動を断じて許すわけにはいきません。上地克明市長に米海軍横須賀基地における空砲射撃訓練中止を要請しました。


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