地元の経済に活気をもたらす「住宅リフォーム助成制度」はいま全国の自治体で注目を集めています。
住宅のリフォームに対する市の助成金が呼び水の働きをして、まちの業者の仕事を増やすしくみです。
助成金の4倍、5倍の仕事がうまれ、停滞した地域経済を活性化する起爆剤となっています。
ねぎしかずこ議員は第4 回定例会の一般質問で横須賀市でも実施するよう吉田市長に提案しました。
仕事おこしの経済対策
この制度は、「市内業者が元請けになるように」という発想でとりくまれた地元の仕事おこしの緊急経済振興策です。
住宅リフォーム助成制度では地元業者に発注されますので、お年寄りなどが市外の悪質な業者による被害に遭う不安もなくなります。
市長は「調査をする」と答弁
ねぎしかずこ議員は全国に広がっている他市の例を紹介しながら、本市でもスタートするよう求めました。
市長は「個人資産の形成につながるものに市費を投入するのは難しい」としながらも、「調査をする」と答弁しました。
耐震化やエコ対策の改造、バリアフリー化、介護保険制度の住宅改造などと組み合わせると仕事おこしが大きく拡大していきます。
ねぎしかずこ議員は、市の調査にも協力し、ぜひ実現したいと意欲を燃やしています。
〈参考資料〉宮古市住宅リフォーム促進事業補助金申請状況(8月20日現在)
工事内容 | 件数 | 件数割合 |
CO2削減 | 234 | 13.0% |
生活の支障改善 | 21 | 1.2% |
水洗化 | 225 | 12.5% |
災害対策 | 134 | 7.5% |
住宅の長寿命化 | 1,181 | 65.8% |
計 | 1,795 | 100.0% |
宮古市の助成制度は20万円以上の工事に対して一律10万円の助成。
屋根塗装、畳替え、洗面所、台所の換気扇などの機器の更新も含まれるなど幅広い工事が対象。
当初予算は5千万円(500件)、前年度から積極的な周知もあって申請が殺到し、2度も補正予算を組んで総額3億5千万円に。宮古市の予算総額310億円の1%を超える思い切った措置で、「業者に笑顔、街に活況」と喜ばれています。