2月17日から開かれていた市議会第1回定例会が3月27日に閉会。2012年度一般会計予算は修正可決、付帯決議も出されました。水道と下水道事業会計は賛否が拮抗し、記名投票で原案が可決。自治基本条例は継続審査など、これまでにない審議状況でした。また、請願は2件が不採択1件は継続審査、災害廃棄物処理に関連して国に意見書が提出されました。
予算修正は、自治基本条例が継続となったことで、関連する予算を一部削減。また、福祉バス「ルシア号」の廃止を1か月間延長し、周知期間を設けるための修正が行われました。さらに、昨年議会で請願が採択された「リフォーム助成制度」に関する予算が限定的で、請願趣旨と異なっているとして改善を求める付帯決議が全会一致で可決されました。また自治基本条例は継続審査となりました。
「賛否が21対18」水道、下水道事業会計予算
水道・下水道事業会計予算は、2013年度に開設を目指している「(仮称)株式会社よこすかウォーターサービス」をめぐって各会派の賛否が拮抗。同社への出資に賛成が21名、反対は共産党を含め18名でした。
予算案で賛否が拮抗するのは横須賀では異例のことです。
議会基本条例で進み出した議会の活性化
2010年に制定された議会基本条例に基づいて、予算決算常任委員会が初めて開かれ、4つの分科会で詳細な審議が行われました。常任委員会全体会では、総括質疑が行われたほか、修正動議が3件提出され、質疑、討論も行われました。各会派が積極的に討論するなど、今までにない活発な展開でした。