2021年 12月27日
横須賀市長 上地 克明 様
日本共産党横須賀市議団 大村 洋子・ねぎしかずこ・井坂 なおし
諏訪小学校の米兵侵入事件に対し抗議し、以下要請します。
12月20日午前7時過ぎ、横須賀市立諏訪小学校へ酒に酔った原子力空母R・レーガン乗組員が侵入、現行犯逮捕されました。出勤してきた先生が校舎2階廊下にいた乗組員を発見、取り押さえたといいます。
まかり間違えば、児童の安全がおびやかされたという登校直前の事件発生に、子どもや保護者の受けたショックと怒りは計り知れません。
市の基地担当は米海軍横須賀基地司令部に口頭で「再発防止と教育の徹底」を要請したといいますが、子どもたちを守るという強い姿勢と怒りは感じられません。
今回と同じように米軍人が本市の中学校に不法侵入したことが過去にもあります。2006年(平成18年)1月18日未明の不入斗中学校への事件の際、本市は市長名で強く抗議しています。さらに再発防止のための具体的対策をどのように行うのか米軍に対して文書による回答を求めています。加えて、市街地における米軍関係者の動向実態調査も行っています。今回の諏訪小学校への米軍人の不法侵入は口頭要請で済まされるようなものではなく、これ以上傍若無人を許さない、という本市の断固とした姿勢を示すべきと考えます。
原子力空母R・レーガンは10月16日に横須賀に帰港、同22日にも酒に酔った乗組員が、この小学校近くに立地する市の港湾施設に侵入、警備員を殴打して鼻の骨を折る傷害事件を起こしており、これまで通りの対応で許されるものではありません。
このような事件を二度と起こさないためにも、以下、強く要請いたします。
・市長みずから司令官と面会し、文書で抗議すること。
・すべての米軍人の外出禁止を司令部に求めること。これは、犯罪を防ぐための、一番で唯一の方法である。
・侵入までの経緯など明らかにし、速やかに報告すること。
・以上のことを踏まえ、「米軍も市民」と言う市長の姿勢を改めること。
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(写真は、秘書課長に手渡す市議団)