日本共産党横須賀市議団は16日、横須賀基地への搭載艦船の入港がないと述べた岡田克也外相を「信じる」と表明した吉田雄人市長に抗議し、寄港艦船の核兵器搭載の有無の確認、「非核三原則」の順守などを求める要請書を市長あてに提出しました。
岡田外相は10日、攻撃型原潜の核巡航ミサイル退役を決めた米国の「核態勢の見直し」(6日発表)などを根拠に「横須賀基地への核搭載艦船の入港はない」と市長に説明しています。
要請書では、攻撃型原潜の核巡航ミサイルトマホーク配備能力は維持されたままであり、今回の「見直し」によっても配備がすぐなくなるわけではないことを強調。また米国は今後も「核の傘」を日本に提供し続けるといっており、岡田外相も緊急事態(有事)となれば核持ち込みを「その時の内閣が決断する」と述べていると指摘。核搭載艦の有無の確認や核密約廃棄による非核三原則の確立がなければ「核持ち込みが今後一切ない保証はない」としています。
「しんぶん赤旗」2010年4月23日付(13面、首都圏版)より転載