吉田市長の初の予算編成は社会保障や福祉を後退させた予算といわなければなりません。今回の予算では障害者のガソリン券の補助をやめること、タクシー・ガソリン券補助の対象者を縮減しました。
また、低賃金で働いている民間社会福祉施設従事者への補助金を削りました。福祉施設従事者の賃金が低いことを承知の上での削減ですので市長の姿勢が問われます。また、特別養護老人ホーム新設に対する補助金があまりにも低すぎます。
払いたいけど払えない人からも国民健康保険証を取りあげていいのでしょうか
国保料が高すぎて払いたいけど払い切れない世帯が増えています。市は保険料の減免対象に生活
困窮者を入れましたが、周知が不十分。依然として滞納世帯から保険証を取り上げています。受診抑
制につながる大問題です。大村議員は代表質問で「憲法25 条の生存権から考えても許されない。保
険証取り上げは止めるべき」と質しました。
驚いたことに、市長は憲法12条の「国民の自由や権利は国民の不断の努力によって保持される」と
いう条文を曲解して引用し、支払う努力をしないから取り上げられて当然と言わんばかりの冷たい答
弁でした。