吉田雄人市長 様
2012年 8月 7日
日本共産党横須賀市議団
井坂 新哉
ねぎしかずこ
大村 洋子
2012年7月17日・7月25日と、横須賀基地周辺の繁華街で、市民の財産や命が脅かされる米兵犯罪が立て続けに起こりました。
両日とも、酩酊・泥酔状態で事件が引き起こされており、「飲酒について教育の徹底を図る」という米軍の犯罪防止対策は、何ら功を奏していないことを如実に示すものです。
17日の事件は、横須賀中央駅前に停車中のタクシーのボンネットをたたき、へこませて逃走したものです。米兵は、このような事件を取り締まる立場にある憲兵(MP)でした。
25日の事件は、仕事帰りの女性に背後から抱きつき口をふさぐという暴行事件であり、まかり間違えば重大な事件になっていた悪質なものでした。さらに、この米軍人は、基地の外、犯行現場の近くに住んでいました。
この女性が受けた恐怖は計り知れないものと察せられます。
事件現場は、米が浜で2006年、酔った米兵に通勤途上の女性が襲われ命を奪われた地点とほぼ同じであり、この事件を受けてスーパー防犯灯があらたに設置された地域でもありました。
結局のところ、このような対策だけでは、米兵犯罪は根絶できないことは明らかです。
私たちは、繰り返される米兵犯罪に抗議するとともに、より実効ある対策が講じられることを求めるため、横須賀市長に以下のことを求めます。
記
- 市長が直接、基地司令官に対し、文書で抗議すること。
- 市長はこれまで「教育の徹底」を要請してきたが、再発した。今回の事件について、具体的にどのような措置が講じられたか、米軍に報告を求めること。
- 夜間の外出と飲酒に対する規制を強めること。
- 事件を起こした米兵は、基地外居住を継続させないこと。
以上