以下、展示を視察した大村洋子議員のレポートです。
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8月3日(土)横須賀米海軍基地の開放(フレンドシップデー2019)においてオスプレイの展示が行われました。当日はモーレツな暑さでしたが、市内外から多くの人々が開場前から並んでいました。
オスプレイの展示場所は入口であった三笠公園の奥手の入り口から右奥に位置する「芝生広場」でした。
展示は8月30日に神奈川新聞により報道され広く知られましたが、市議団が横須賀市の基地対策課に問い合わせた際にも、南関東防衛局へ申し入れに行った際の担当者の回答でも「米軍からは可能があるとの回答」というもので、最後まで「展示する」という断定的な回答はありませんでした。
軍事目的であるがゆえに詳細を市民に開示しないという立場である米軍のふるまいは、どこまでいっても、市民生活とは相いれません。
実際にオスプレイを目の当たりにし、機内にも入る視察を通じて、「展示は配備への地ならし」と強く感じました。
毎年4万人前後の来場を見込む基地開放日にわざわざオスプレイを横須賀に飛来させ展示し、実際に見てもらうことを米軍、そして日本政府も目論んだのだと思いました。
オスプレイが着陸した際に熱が噴出された部分は芝生の色が変色していました。災害の際に役に立つと言われていますが、平らでしかも高熱に耐え得る面でなければ着陸できないオスプレイは構造から言っても、それほど災害に役に立つとは思えません。
大きな胴体と左右のプロペラのついた円筒のローターは素人である私が見てもバランスに欠けたものでした。
こんなものが横須賀の上空を爆音をまき散らしながら飛び続けることになるのだとしたら、本当に不安になります。
何度も墜落し死傷者を出している欠陥機はお断りです。
引き続きオスプレイNO!の声を強めていきます。
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写真は、同じく、視察したかたに送っていただきました。