日本共産党横須賀市議団

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見解・資料
2010年12月2日

2010年第4回定例会・一般質問(2)「11月21日に起こった米兵犯罪について」

12月2日に行われた2010年第4回定例会でねぎしかずこ議員が発言した(2)「11月21日に起こった米兵犯罪について」を掲載します。


次に、米兵犯罪についてです。
11月21日、また、酒に酔った米兵による犯罪が起きました。午前3時、真夜中に、米が浜の民家のひさしの上で物音を立てていたジョージ・ワシントンの乗組員が、家の人に気付かれると逃亡、110番通報で警察に捕まったというものです。米兵犯罪、特に、飲酒がらみの犯罪がこのように度重なることについて、市長はどうお思いでしょうか。まずお答えください。

ところで、今回、本市は、「政策推進部の基地対策課長が、文書ではなく口頭で、米海軍横須賀基地司令部民事部長に申し入れを行った」とのことですが、課長からの申し入れだとか、要請だとかということではなく、なぜ、明確な抗議を、市長みずからが文書をたずさえて、米海軍横須賀基地に出向いて、されなかったのか、お答えください。

また、このような軽微な扱いで済ませてしまうという姿勢が、事件を繰り返させる大きな要因のひとつになっていると、市長はお考えにはならないのでしょうか。お答えください。

さて、今回の申し入れ内容ですが、これも、いつもながらの「綱紀粛正と教育の徹底」という繰り返しに過ぎないものでした。しかし、「綱紀粛正と教育の徹底」が機能していないから、今回の事件が起こったわけで、市民を米兵犯罪から守ろうという真剣な気持ちも、強い抗議の姿勢も、到底、感じられないものです。これからでも遅くはありません。市長みずから出向いて、しっかりとした抗議をすべきではないでしょうか。そのようなおつもりはあるのでしょうか。お答えください。

ところで、今回と同じ米が浜で起きた、2006年の米兵による女性強盗殺人事件の裁判において、「公務外であっても、米兵に対する監督責任が、米軍にはある」ことが地裁で認められました。その後の別の米兵犯罪の裁判においても同じことが高裁で認められ、その法的枠組みが、ほぼ確立したと考えてよいと聞いております。市民の安全を守る立場の市長として、「公務外であっても、米兵に対する監督責任が、米軍にはある」との判決を、どう思っておいででしょうか。お答えください。

私は、市長が、この判決を受け、米軍に監督責任を果たすよう求める必要があると思いますが、市長はどう思われておられるのでしょうか。お答えください。

今回の事件を見ても、米兵は基地内で飲酒したとされ、捕まったときも、アルコールが検知されたとのことです。アルコールを帯びた米兵が基地のゲートを何らチェックもされないで自由に出て来られたということ、これは、米軍が監督責任を果たしていないと言えるのではないでしょうか。市長は、どう思われますでしょうか、お答えください。

少なくとも、ゲートでのチェックを厳しくするよう求める、特に夜間の外出時にはアルコール検知の実施を求めるなど、監督責任を果たすための実効ある措置をとるよう、市長は米軍や国に強く迫るべきではないでしょうか。お答えください。


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