横須賀市と三浦市の市境にある県立三浦ふれあいの村は、宿泊学習や野外キャンプ実習ができる自然体験教育施設として市内の多くの小学校や青少年団体にも利用されてきました。
しかし、県は、2018年4月から県立の施設としては廃止し、民間に丸投げすることを決めました。その際パブリックコメントも実施せず、物言わせぬやり方で市に一方的に通知してきました。こんな無謀なことが許されるでしょうか。
県から委託を受けていた事業者は、指定管理料が無くなるため料金を小中学生で1泊103円から1300円へと、大幅な値上げを予定しています。また、これまでの県内学校(保育園、幼稚園、小・中・高等学校)ならびに青少年団体などの団体への利用料免除もやめ、すべての人から利用料を払ってもらうとのことです。
市民負担を増やすな
ねぎしかずこ議員は、利用者負担の増大が教育や青少年育成へ影響を与えるのは問題だとし、県に計画見直しの意見するよう求めました。
しかし、教育長も市長も、県の決定に意見する考えはないとの答弁でした。県も市も、責任のなすり合いではなく力を合わせるべきです。